愛媛県/松山市の空手道場|一般・女子・壮年・こどもカラテ教室/護身術・武器術 見学/体験可 ★━━・‥…

第四回愛媛県空手道選手権大会レポート

2017年9月3日(日)宇和島総合体育館において
「第四回愛媛県空手道選手権大会」が開催されました。
この大会は高見空手の主大会です。
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型試合
師範演武として武器術「チオン」「泰山」
「棒とトンファーの型」「トンファーと棒の型」が披露されました。
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組手試合
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表彰式
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日々御教示戴いている「礼譲親和」を宗とし精進を続けましょう。
総師、最高範士、開催された南予の師範、お手伝い戴きました師範、先生、先輩、
関係者の皆さんお疲れ様でした。
見守り、応援戴きましたご来場者の皆様、ご父兄の皆様、ありがとうございました。
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押忍
レポート・写真撮影:高見空手WEB課 熊田琢磨(本部・市坪道場指導員)

スリランカ訪問記2017 vol.3 最後のアクシデント

23. August,2017 Wednesday

 今朝もAM5:30~クルネーガラレイク(約5km)を道場生とランニングからスタートです。基本稽古は参加者全員、日本語で号令を掛け開始です。皆さんよく日本語を勉強されているのが印象的でした。稽古内容は、基本、組手稽古、スネ受けが上手い相手への下段廻し蹴りの蹴り方と足払いのコツを稽古しました。これが最後の稽古になりましたが、一緒に稽古してスリランカ支部の皆さんが範士のご指導を真剣に学び吸収しようとしている真摯な姿勢がよく伝わってきます。

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 そして正午、スリランカ支部の道場生たちと別れの挨拶や記念撮影をし、再会を約束して道場をあとにしました。

 コロンボ(シンハラ語ではコロンブ)国際空港へ向かう2時間の道のり、運転されているジェシリ師範代は睡魔と戦っているようで、何度か冷っ!としました。昼食を予約しているホテル(レストラン)まであと少しと言うことで休憩なしとなり、「それじゃ-」と範士が日本から持参されたミンティアの強刺激を渡されました。ジェシリ師範代は初めて口にされたらしく効果抜群(笑)!
 こうして私たちは、無事にレストランに到着できました。

「日本に帰るともう食べられないのかぁ」。すっかりスリランカが好きになった私は、名残を惜しみながらスリランカ料理を堪能しました。コロンボ空港に着き、カル師範、ジェシリ師範代、プールネイ君に見送られて、これから10時間の上海空港までのフライトに入ります。

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24. August,2017 Thrsday

 上海行きの飛行機の中で日が変わりました。AM6:00、上海浦東国際空港に到着、成田発まで3時間待ちです。私たち日本人は出国も入国も簡単にパスしますが、先にいたスリランカ人らしき男性(30~40歳)が入国審査に大変手間取っておられました。ここでも途上国と先進国の違いを目の当たりにして、様々考えさせられました。

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 3時間後、入国審査で手間取っていた方はパスしたのだろうかと考えながら成田行きの飛行機に搭乗、コロンボから実に16時間という長旅を終えて、無事、日本に帰国しました。これから荷物を受け取って羽田空港まで移動し、あとは羽田~松山便に乗るだけです。(私は、松山空港から宇和島まで最後の車の運転100キロが残っています!)

 そして羽田空港に到着し、ここまで来ればひと安心と思った矢先…

 最後の最後までアクシデント!

 バックにいれて置いたはずの航空チケット(羽田―松山)が無いのです!私が必至にバックの中を探している間に、範士はANAのカウンターに行かれて私の新しいチケットを発券し

『中里君、これが日本じゃなかったら帰ってこれなかったね(笑)』と、チケットを渡されました。恥ずかしながらまたもや範士に救われました。

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 今回、スリランカ紀行で範士と行動をともにさせて頂き、今まで私の価値観がいかに小さく世界観が狭かったかを痛感しました。

 高見空手は、インド、パキスタン、バングラディッシュ、南アフリカを初めとした国々から求められ、その期待に応えるべく年内から来年にかけて国際化をして行きます。世界の人々が日本の武士道精神を、我々の高見空手を求めておられるのです。そういった観点をもって最高範士を少しでもサポート出来なくてはと思いました。

 また同時に英語の必要性を強く感じました。実際に英会話が少しでもできれば自分も助かるし、範士のように国や人種、宗教が違っても理解し合い、助け合えるようになると実感しました。こうした事は、英語の苦手な自分が今回のように本当に窮地に追い込まれる経験がないと理解できなかったと思います。

 これは英語に限らず、いかなる状況でも言えるのではないでしょうか。大切なことは、自分が経験したこと、気付いたこと(勉強不足、稽古不足)を次に生かし繋げることです。

高見空手 道場訓
四に曰く、
 是非の心は智の端なり 勉励修養を宗とせよ

 私は、今回の『旅』で自分が知らなかった世界や見えなかった世界、日本と違う価値観の異文化を体感することが出来て幸せでした。

総師、事務長をはじめ留守の間、道場を手伝って頂いた皆様に感謝申し上げます。
最高範士、どうも有難うございました。押忍!

そして何より大切な私の家族に、快く送りだしてくれた妻に感謝です。

有難う!

日本空手道 高見空手
中里真也 押忍!

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スリランカ訪問記2017 vol.2 インド洋セミナーと社交界デビュー

21. August,2017 Monday

 大会の翌日は、AM5:30からクルネーガラ周辺をランニング(約5km)の早朝稽古から始まりました。

 範士が昨年来られた時の道路は凸凹のひどい状態だったそうで、整備されたランニングコースにスリランカの急成長を感じられそうです。

 ランニング後、湖に突きだすように出た円形の広い場所での基本稽古、階段を利用した試合形式のダッシュなど行いました。少しきついのではと思いましたが、今回は滞在期間が短いため、これも範士の思いやりと感じました。帰り道、ジェシリ師範代が湖を指さして大きな声をだしました。なんと『でかいワニ』です。普通に泳いでます。こんな近くにワニがいるのか、よく稽古したなと思いました。

 範士は相変わらずで特に驚いた様子もなく
How do you say alligator in Sinhala.(アリゲーターはシンハラ語で何と言いますか?)と、道場生と会話していました。
 実は私も初日こそ英語とシンハラ語の区別すら出来ず、話しかけられると緊張し固まっていました。しかし3日目ともなると緊張することもなく、何となく言っている意味が分かるようになり、徐々にコミュニケーション出来るようになってきました。スリランカに慣れてきた自分がいます。

 因みにホテルの範士の部屋にはでっかいトカゲが、私の部屋にはハチがぶんぶんといった状況で、ワニも珍しい事ではないようです。

 ランニングのあとは、一旦、ホテルに戻ってシャワーと朝食を済ませ、今度は道場で9:00~12:00まで昇級審査会です。本日は月曜日ですが、日本から来られた範士の審査を受けたくて30名程の受審者が集まっていました。最初は緊張している様子でしたが、範士が明るく一人一人にアドバイスされてよい雰囲気になった所で私の号令で審査スタートです。
 審査内容は日本と同じですが、驚いた事がありました。なんと白帯を含め少年部も全員が日本語に対応したのです。範士が日本の審査に英会話を入れたいと言っておられる事の本当の意味が分かりました。

 審査は順調に進み、後半は組手審査です。カル師範とジェシリ師範代が体格の近い道場生同士を組ませます。一組ずつカル道場特設リングに上がり組手審査開始。私も数名を相手をしました。昨日の演武、審判(海外での)に続き、リングでの組手と初体験ばかりです。本当によい経験をさせて頂きました。
 最後は体力テストで、腕立て伏せ日本の昇級審査同様に50回行いました。範士より昇級状を渡され、全員合格で無事終了いたしました。

 予定より1時間早く終了したため、ジェシリ師範代の会社を見学させて頂くことになりました。スリランカの主な産業はセイロン茶とココナッツを加工した様々なもの(燃料、肥料)、それから、車のダッシュボードなどに使われているラバーだと、ジェシリ師範代から教えて頂きました。ジェシリ師範代の会社は加工品を裁断したり、加工する機械を製作する会社だそうです。会社は道場から1時間ほど離れた場所にありました。途中、タンビリー(ココナッツの実)を初めて飲みました。テレビや映画でココナッツを切って中のジュースを飲むシーンを見たことがありましたが、これかと思いながら、異国の地にいることを実感しながら甘くて美味しいタンビリーを頂きました。

 遅い昼食を済ませ、今度は道場稽古です。昨年、範士が訪問されたのは4月でした。お話では50℃近い気温になるとお聞きして覚悟していましたが、今回は30℃前後で小雨もよく降り、予想に反してとても快適でした。道場生の話では、通常クルネーガラは、8月は雨が降らず50℃近く気温も上がるそうです。今年のスリランカは異常だそうです。You’re in luck.と言われました。日本では雨が降ると湿度とともに不快指数もあがりますが、スリランカでは雨が降ると涼しく快適になります。同じ地球でこんなに違うのかと思いました。

 道場稽古は範士のご指導のもと、基本、移動、2人1組での約束組手(受けと同時に崩す)稽古と進んで行きます。しかし…。稽古最後の皆さん一番期待していたトンファーと棒を使った武器術の組打ち(2人1組で行う)の時に、私が大失態をやらかしてしまいました。2パターンある組打ち形の1つが思い出せず、頭の中が真っ白になって体が動きません。急きょ範士の機転で棒とトンファーをそのまま使った別メニューになりました。

 稽古後「あぁ、やってしまった。範士と道場生に迷惑を掛けてしまった。」と凹んでいる私に、範士はアメリカ時代の失敗談をお話しくださり、
「失敗するのも何か意味あるんだよ。」
「大事なのは相手が困っている時、失敗した時にフォローすることだよ。」
「お互いがフォローし合えれば幸せになれるんじゃないかな。」
と言われ、日本から遠く離れたスリランカの地で『惻隠の情』をご指導頂きました。

 ホントに救われました。有難うございました(ボホマスツーティー)

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 気を取り直してPM5:00からの山登りの稽古に向かいました。アトガラと言う白い巨大な仏陀像のある霊験あらたかな山です。頂上まで舗装はされていますが傾斜が厳しく、ランニングとウォーキングの繰り返しです。途中、年齢は私と同じくらいでしょうか(45歳前後)、お坊さんの道場生がスリーディール(三輪のタクシー)で私達の横を通り過ぎていきます。

 ズルしたお坊さん道場生に範士が気付き、あえなくお坊さん道場生は他の道場生たちにタクシーから引き降ろされて、しぶしぶ皆と歩くことになりました。大会の時には法衣(僧侶が着用する制服)を身に付け範士の横に座られていたので徳の高いお坊さん?と思っていたのですが…笑!

範士曰く
『あの人、面白いから友達になったらいいよ(笑)』

 そして30分後、やっとの思いで頂上まで辿り着きました。頂上から一望した夕焼けに染まったクルネーガラを観た瞬間、その日の疲れ全てが吹き飛びます。美しい、美しすぎる、涙がでるくらい綺麗なのです。

 後からお坊さん道場生たちと来られた範士が「写真じゃ伝わらないんだよねぇ。」と言いながら、私や道場生を写されていました。範士の仰る通り、写真では美しさをお伝えし切れないのが残念です。夕陽とクルネーガラの絶景をバックに基本稽古と記念撮影、下りの途中でカル道場のプロモーションビデオ(宣伝用)の撮影にも参加させて頂きました。

 本日も大変充実した一日でした。ボホマスツーティー

インド洋セミナーと社交界デビュー

22. August,2017 Tuesday

 今朝はAM5:30にカル師範が迎えに来られバスで移動です。定員オーバー気味のバスに範士と道場生約30名ほど乗り込み出発しました。途中、範士と私はジェシリ師範代の車に乗り換え、ミーガムアと言う町で朝食を取り、およそ2時間弱で目的地のブラウンスベララに到着しました。ビーチをシンハラ語ではベララと言います。車を降りると見渡すかぎりの水平線、どこまでも続いているような広大な砂浜。この時点ですでに感動です。

 少しビーチを散歩したあと、道衣に着替えセミナーの開始!

 はじめに範士が『掃除』の大切さをお話されて、保護者、見学者も含め参加者全員(約50人)で自分たちが使用するビーチの清掃からです。そして、いよいよインド洋の海に入り稽古開始です。打ち寄せる波が強くバランスを取るのが大変でした。また、少年部は大喜びですが波は日本の台風並みの強さです。

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 範士が少年部には危険と判断され、保護者にもご協力頂き少年部は浅瀬で行いました。セミナーの内容は、基本から移動稽古、2人1組になり相手を変えながら投げ技、組技の稽古です。形はジェシリ師範代のリクエストで『安三/ヤンツー』を行いました。
 最後は膝まで海に浸かり組手の稽古です。全員、暑さも忘れて元気いっぱいで、とにかく日本から来た範士の稽古が受けれることを楽しんでいました。当初、夕方まで休憩をいれながらビーチでセミナーの予定(ジェシリ師範代作成)でしたが、少年部も多く、道場生の体力面も考慮し、範士の判断でセミナーは昼までとなりました。夕方まで続けていたら熱中症などの心配や何人か倒れていたかもしれません。

 その代わり、昼までにクタクタになるほどご指導頂きました。
 私はインド洋での稽古を満喫し、よい意味で私の感覚、常識が変わって来ました。このままスリランカで、のんびりと朝は海辺の清掃の仕事でもしながら、夜は空手の指導をする、そんな生活もいいかな、などとも思ってしまいました(笑)。

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 セミナーが早く終了した為、稽古はカル師範と指導員にお願いし、範士と私はジェシリ師範代の案内で、遠回りしながらスリランカの色々な街を案内して頂きました。
 スリランカは、北海道と同じくらいの広さだそうです。街並みの風景は、日本で例えるなら昭和の初期と昭和の終わり頃がいっしょになった感じです。道路には信号機がなく、実際に見たのは1機だけです。各都市は車、バイク、三輪自動車、人で溢れていました。裸足の人たちも沢山見ました。あとはジャングルと言った感じでしょうか。

 また、範士とジェシリ師範代の会話から、不安定な政治や、学校に行けない子供達の多さ等が聞き取れました。私自身、そうしたスリランカの人々を目の当たりにして、いかに日本が豊かで裕福で恵まれた環境なのか、学校で勉強ができることが、空手を稽古できることが如何に幸せで恵まれたことなのか、改めて実感させられました。

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 クルネーガラに戻ったのは15:30、ジェシリ師範代が友人を紹介したいからと言うことで、その方の会社に立ち寄ることになりました。ご紹介頂いたのは、ラルさんという地元の名士で実業家の方です。年齢は私と同じくらい(45歳前後)で、とてもフレンドリーな方でした。また、私達が立ち寄った彼の会社(工場)は、ココナッツの皮を加工し固めてボードにしたり、野菜や植物を植える肥料を製造する所でした。工場を見学中、ラルさんから今晩、範士と私のさよらなパーティーを開催しましょうとご提案頂き、夜はパーティーになりました。

 17:00にホテル(ホテル名カムラㇽ)に戻り、ジェシリ師範代が19:00に迎えに来るとのことでした。インド洋で使った道衣をシャワー室で手洗いし、少し休みました。

 19:00を少し過ぎたところでカル師範、ジェシリ師範代が迎えに来られパーティー会場へと向かいます。途中、指導員の方が乗り込み5人になりました。会場のラルさんの別荘に着いたのが20:00少し過ぎで、なんと別荘はジャングルの中にありました。

 会場にはラルさんの会社の方々やご友人も沢山呼ばれていました。また、外庭にはサーピナー(アコーディオンににた楽器)やドールキー(伝統的な太鼓)の演奏者がスリランカミュージックを奏で、まるで社交界のようでした。範士からも「中里君、社交界デビューじゃん!」と言われ、これまた初体験をさせて頂きました。

 出国前、範士がいわれた「コミュニケーションに大事なのはハートだよ。言葉は二の次」と言われたのがよく分かりました。渡航が決まって範士や道場生の英会話の先生から教わった付け焼刃の英語でしたが、多くの方々と交流ができました。スリランカ料理は一部を除けば、辛いものが不得手な私でも美味しく食べることが出来ました。社交界ではジェシリ師範代の歌やダンスも見れました。この日も過密スケジュールでしたが充実した一日となりました。

 ちなみにスケジュールは非常に過密で、毎朝4:00起床、夜23:00頃に部屋に戻ってからも私はレポートの下書きです。範士も私もスリランカに来てからは、平均3~4時間しか寝ていません。

 そして、いよいよ明日はスリランカ最終日です。

~つづく~

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スリランカ訪問記2017 vol.1 プロローグ&大会編

 この度、私こと中里真也は、高見彰最高範士に同行してスリランカ支部の指導に行って参りました。以下、訪問記として皆さまにレポートにてご報告申し上げます。乱筆乱文で読みつらい部分があるかと思いますが、何卒、ご容赦ください。

南予地区師範
中里真也 押忍

プロローグ

 遡ること5月初め、範士より師範並びに師範代全員に1通のメールが届きました。

『8月にスリランカで大会と審査会そしてセミナーを行います。つきましてはご同行頂ける方(指導者)1名を募集いたします。航空券、宿泊、滞在費は全て負担いたします。』

 昨年4月に範士がお一人で行かれ、11月にはスリランカ支部からカル師範、ジェシリ師範代、ジェシリ師範代のご子息プールネー君が来日されて、共に稽古をしました。その時から漠然といつかスリランカに行ってみたいと思っていました。そんな折、範士のメールに私は「チャンス」と迷う事なく応募しました。家族は、昨今の海外の治安状況の悪化に心配していましたが、最後は快く送り出してくれました。
 
 スリランカ支部から予定表が届いたのは、8月6日の帯研の日。スケジュール表には、17日の羽田発~上海経由~コロンボ着となっていました。範士から
『まだ航空券が届いてないけど慌てることないよ(笑)』と言われましたが、この時は「慌てることないよ」の真意がわかりませんでした。
 
 そして出国前日の16日朝、まだスリランカ支部から航空チケットが届きません。心配する私を尻目に範士は一向に焦った様子がありません。松山空港で羽田行きの便を待っている時、やっとスリランカ支部からメールで航空チケットが届きました。ただチケットは、羽田発から成田発のスリランカ直行便に変更されていたのですが…、なんと出発日が二日後の19日なのです。

『いやぁー、これで出発できるね。よくある事だよ(笑)』と、範士はアクシデントを楽しんでおられるようでしたが、とても私にはマネはできません。

 安堵した私の横で、範士は手際よく渡航までの成田のビジネスホテルを手配して、東京在住の先輩にチケットをメール転送して印刷を依頼し、夕食をご一緒する時に受け取る段取りをされました。そして夜、品川のレストランで極真修行時代からの先輩お二人と私の四人で夕食をご一緒し、範士の内弟子時代の貴重なお話をお聞きしました。

先輩お二人には、感謝申し上げます。
ありがとうございました。

 その後、ホテルに戻ってひと段落
『出発前にこれでは現地では色々なハプニングが起こりそうだな、いや!絶対起こる!』などと思いを巡らしつつ部屋の明かりを消しました。

 そして19日、AM11:20成田発~コロンボ行きに搭乗です。海外初の私にとって国際線の広さや外国人の多さに戸惑いながらも、範士から出国カードの書き方や入国審査官に対しての英会話のアドバイスなど頂き準備万端。いよいよ飛行機に乗り、さあ出発と言うときにアクシデント発生です。天候の影響で滑走路が渋滞し、結局、1時間40分遅れの出国、約9時間の長い空の旅となりました。

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 コロンボ国際空港に到着した時は19:00、時差が3時間30分です。空港では、カル師範とジェシリ師範代が出迎えてくれました。再会を喜び合い、ジェシリ師範代の車で夕闇迫るコロンボを後にクルネーガラへの2時間のドライブです。

 早速、ジェシリ師範代が私に話しかけてこられました。そして車中、明日の大会の打ち合わせになり、範士からは
『中里君、明日は演武宜しくね。』
『それから主審もお願いしますね。』
と言われ、
『オッ 押ッ押忍』
と、辛うじて答えました。
もう、やるしかありません。

 ホテルに着くと道場生10名ほどが出迎えてくれました。範士が去年滞在された同じホテルです。範士は、道場生だけでなくマネージャーの方やウェイトレスさん達との再会も楽しまれ、歓迎会も行って頂きました。また、同時にジェシリ師範代のご子息プールネー君の13歳の誕生日会も催されました。

 食事も終え(ラサイ:美味しい)、範士から明朝の予定をお聞きし、実に10時間以上の移動の長い長い一日が終わりました。部屋で一息ついたのは日本時間で夜中の2時過ぎです。

TAKAMI KARATE SriLanka Tournament

20. August,2017 Sunday

 スリランカ到着して翌日20日には、第1回TAKAMI KARATE SriLanka Tournamentが開催されます。朝食を済ませた後、範士から部屋を出る際、食事の際、様々な場面で『チップ』が必要だと教えて頂きエクスチェンジ(両替)をホテルのフロントでお願いしました。私は部屋を出る時に枕の上に100ルピー(日本円で172円)を置くだけでした。あとはジェシリ師範代と朝食などは範士が支払ってくれました。物価は日本の約3分の1くらいでしょうか。

 AM7:30頃、ジェシリ師範代が車で迎えに来られ、会場へ向かいました。会場に行く途中、時間があるからとクルネーガラレイク(湖)に立ち寄ります。
『中里君、予定がコロッコロッ変わるけど、気にしてはいけませんよ(笑)』と範士に言われ、段々と分かってきました(笑)。

 それでも開会式まで30分を切っても会場に行こうとしないジェシリ師範代に、さすがの範士も業を煮やし
『そろそろ会場に行きましょう。』と伝えて、やっと会場へと向かいます。

 会場へ着くと範士と私の等身大の大ポスターが入口に飾られ、改めてスリランカ支部道場生の期待が大きいことを肌で感じました。開会式のセレモニーでは、ジェシリ師範代から範士と私の紹介があり、範士のスピーチに、道場生だけでなく保護者の皆さん、他流派の先生方、選手の方々も感心されていました。

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 いよいよ試合スタートです。

 試合ルールと形式(審判構成等)は以前所属していた極真松井派とほぼ同じです。私の演武と主審は午後からなので、まずは見取稽古をさせていただきました。時折、範士から「中里、どう思う?」と聞かれ、範士のグローバルな視点がよく理解でき勉強になりました。また、私なりにルールの明確な統一化や審判の動作の簡素化等、日本に帰ってからも役に立つ改善点、反省材料も見つかりました。
 
 そして、少年部試合も終わりに近づき、後半開始に行われる私の演武が迫ってきます。

 午前中の少年部試合の際、総合司会のジェシリ師範代から「あと2試合で終わりです。この後ランチです。」と言われましたが、10試合はしました(笑)。しかも、ほとんどの試合が再延長を行い1時間ほど予定より遅れました。時折、範士が審判団に説明されますが、改善にはきちんとした講習会をしなければならないと感じました。私は、英語もシンハラ語も分かりませんが、範士は日本でご指導される時と同じように個人の良い点もきちんと評価されて、審判が委縮しないよう配慮されていることがわかりました。
 

演武と酔っぱらいの通訳

 実は、あまり活躍はされませんでしたが、サマさん(48歳男性)というスリランカ人インタプラー(通訳)にお越し頂いておりました。

 サマさんの日本語は完璧と言ってもよいのですが、範士が伝えてくださいと言っても通訳はせず、範士や私との世間話しに夢中でした。
 例えば、主審は交代がありますが副審が休憩なしの為、範士が「サマさん、副審を休ませないといけないから、進行係に伝えて来てください」といっても、
 サマさん「だいじょうぶ。」
 範士「トイレだって行きたいでしょう」
 サマさん「スリランカ人は我慢強いから、だいじょうぶ。」といったやりとりの連続です。

 範士が「中里君、サマさん酒臭くないか?」「オッス酒臭いです。」私が「サマさん、お酒好きですか?」と聞くと「昨日、浴びるほど飲みましたヘヘへェ(笑)」と返ってきました。範士「中里君、怒ってはいけないよ、ここは海外だよ。」私「オッ押ッ押忍(焦り)」

 また、午後の試合の前に審判団に判定基準をシンハラ語で伝えてもらうよう約束していましたが、試合が始まって少ししてからサマさんが戻ってきました。範士「サマさん遅いじゃないですか」、サマさん「我慢できずに飲んできました。ヘヘヘェ(笑)」、範士「中里君、僕はねぇ、ちゃんと通訳してくれる人にあたった事がないよ(笑)」、私「オッ押ッ押忍。」

 昨年「あなたの日本語わからない!」と日本人の範士に言い放った「通訳できない通訳」アノシカさんに続き、今回は「通訳しない酔っぱらい通訳」サマさんと、範士の受難が続きます。

 それでは話しを大会に戻して、午後は昨夜、ジェシリ師範代から伝えられた私のスペシャルデモンストレーションからです。私が準備を始めると選手の方々が興味があるのか沢山の人が集まって来ました。スリランカの方々に武具(トンファー)が新鮮に映ったのかもしれません。TVカメラもありましたが不思議と緊張はなく、非常によい状態で『観空』、その後『泰山/トンファー型』ができました。

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 大きな拍手の余韻に浸る間もなく主審の制服に着替えて、各階級の決勝戦を裁きます。

 範士からは「いつも通りにやったらいいよ」と言われました。副審は、トイレに我慢強いスリランカ人4名です(笑)。決勝には高見空手の選手も多数残り、高見空手VS他流派との白熱戦で、観客、スタッフ、道場生、会場全体が盛り上がりました。

 私も無事に演武と主審を務めることができ、少し楽になりました。
 
 最後は表彰式です。入賞者一人一人に最高範士から賞状、メダル、トロフィーが手渡され、試合中の緊張していた選手も皆さん笑顔になられていました。閉会式のあとも範士と私は記念撮影を頼まれ、「クジュー テイクァ フォト ウィズ ミー」状態でした。

 初めて、海外の大会を経験させて頂き、感じたことはスリランカを観る事で、いままで見えなかった日本での改善点や、逆にスリランカ大会の改善点が見えたことでした。
 また、スリランカでは、日本と違って極真の諸流派はじめ各団体/流派、派閥間の垣根が低く、皆が交流しているのがわかりました。

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 帰りの車の中で範士から「演武も上手い、審判も上手い、君のおかげで大成功したよ。君に来てもらって良かったよ。有難う。」と言って頂き救われました。正直、この言葉を聞くまでは英語もできない、海外も初めてという私では範士の足でまといにならないかと不安もありました。
有難うございます、押忍。

 こうしてスリランカ到着早々の大会を何とか無事?に乗り切ることができました。

~つづく~

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第4回高見空手 空手道選手権大会/入賞者紹介

 第4回高見空手 空手道選手権大会が多くの皆様のご支援ご協力により無事終了致しました。心より感謝申し上げます。大会写真とレポートは後日、投稿いたします。入賞者をご紹介申し上げます。本日は誠に有難うございました。
 運営委員長 高見 彰
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 第4回高見空手 空手道選手権大会『型試合』入賞者
 ≪小学1年~3年生≫
  優 勝 福本 竜侍 (住吉)
  準優勝 髙市 涼 (大西)
  3 位 渡部 大地 (大西)
  4 位 崎村 駿介 (宇和島)

 ≪小学4年~6年生≫
  優 勝 福本 大和 (住吉)
  準優勝 大内 武 (森松)
  3 位 渡部 瑞希 (大西)
  4 位 白石 華望 (大洲)

 ≪一般女子≫
  優 勝 福本 祥子 (住吉)

 第4回高見空手 空手道選手権大会『組手試合』入賞者
 ≪小学1年・2年生 男女混合≫
  優 勝 松岡 姫花 (本部)
  準優勝 渡部 蓮司 (大西)
  3 位 福本 竜侍 (住吉)
  4 位 坂井 希 (鬼北)

 ≪小学3年・4年生 男子≫
  優 勝 河野 貫太 (宇和島)
  準優勝 毛利 斗綺 (鬼北)
  3 位 森田 晃生 (大西)
  4 位 渡部 大地 (大西)

 ≪小学3年・4年生 女子≫
  優 勝 谷脇 すみれ(東温)
  準優勝 山下 柚奈 (鬼北)

 ≪小学5年・6年生 男子≫
  優 勝 福本 大和 (住吉)
  準優勝 大内 武 (森松)
  3 位 堀田 颯羽 (森松)
  4 位 藤本 天斗 (野村)

 ≪小学5年・6年生 女子≫
  優 勝 武田 文 (今治)

 ≪中学2年・3年生 男子≫
  優 勝 福本 尚健 (住吉)
  準優勝 千葉 聡理 (東温)

 ≪壮年 45歳以上 男子≫
  優 勝 福本 大人 (住吉)

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