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2020 昇段レポート 名本美和 弐段位/野村道場

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 この度は、弐段位昇段の受審の機会を与えていただき、誠に有難うございました。高見総師、高見最高範士に深く感謝申し上げます。
空手を始めたきっかけは、当時保育園児で知的障害を持つ息子に、胸を張って言える資格をもたせたかったからでした。話すことも、真似ることもままならない息子の課題は稽古時間をじっとしていることからでした。
 一緒に入会して8年になります。息子も今では中学生2年になり、やっと軽い体操や蹴りの真似が出来るようになりました。先月の昇級審査では6級と認めて頂き感謝しています。
 障害がゆえに身体は大きくても中身は2歳~3歳で時が止まっています。まだまだおんぶや抱っこをせがまれ、母は押し潰されていますが、おかげで毎日が足腰の強化トレーニングです。
 私自身は順調に駒を進め、3年前初段を受審し空手道のスタートラインに立ちました。
黒帯を頂いた日がChristmasで最高のプレゼントを頂いたような喜びは昨日の事のように覚えています。
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年明けに弐段の昇段を受けてみるかと言われた時は、初段の審査の辛さ厳しさを思いだし、まだまだ自分には資格がないとためらいましたが、石河師範から最高範士の許可もらえたよ!と背中を押され、やるからには徹底的にやってやる精神に火がつきました。
 最初から出来る人なんかいない努力することが1番の近道、きっと出来るようになる。
 私の教訓はいくつになっても揺らぎません!
 基本だからとおろそかにせず、普段から稽古の時間を懸命にとりくめば、必ず自分の力になります!歳だからと逃げることなく、誰よりも腰は低く、誰よりも速く、誰よりも一生懸命にと、小さな積み重ねを心掛けてきました!
 昇段を受審するにあたって今一度、初心にかえり身体に染み付いてる癖を徹底的に見直し、基本中の基本突きの姿勢、組手の構えから見直しました。
 年齢で下り坂の身体に、若者に負けないキレとスピードを身に付けることを目標とし、型は決して恥ずかしい思いをしないように、納得することもなく身体に叩き込みました。
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 仕事、家事、育児(介護)に追われながらも日頃から柔軟、筋トレ、体幹トレーニング、ジョギングは続けていたので、土台の心配はありませんでした。ただ現状では間に合わないと判断し稽古時間を増やすことで削れる時間は睡眠しかありませんでしたが、体調を全く崩すことなく元気でいられたのも、私を頼る息子がいてくれるからだと!そしてまた、理解してくれる両親が元気でいてくれて、稽古の日には息子を安心して預けられる環境をつくってくれてることだと感謝しています。
 型が上手くなれば、おのずと組手も強くなると教わり、懸命に打ち込んだ結果、今の自分があります 。
 41歳になりましたが、まだまだ達成したいことが出来ました。
 自分が教わり学んだこと、自分が体験してきた緊迫感、緊張感を伝えながら、これからも頑張りたいです。
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 小さかった子供たちにも、見上げるくらい成長し慕ってくれる子どもたちも増え、大家族の母の様な気持ちでいさせてくれる、笑いの絶えない鬼北、野村道場に感謝の気持ちは尽きません。
 これからも常に努力することを忘れず、身体を張って目標としてもらえる人材に成長したいと思います。
 先生方、先輩方、道場生の皆様、関係者の皆様、いつも応援していただき本当にありがとうございます。
 今後もご指導ご鞭撻の程、宜しくお願い致します。押忍
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