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2026 昇段レポート/大熊良樹 参段位 京都支部

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 押忍4月の審査にて三段をいただきました。総師高見成昭先生。最高範士高見彰先生。諸先輩、空手修行に邁進する道友の皆様、道場の皆様、道場生のご両親様に、心より感謝御礼申し上げます。
 日本空手道高見空手の京都同好会を立ち上げてちょうど10年、還暦を迎えた歳でもあります。
 武道から教えていただいた3つの学びを振り返りたいと思います。
 
 (1)小学生の頃から虚弱体質の私は3年に1回は入院。時折息ができなくなったりと親を心配させるような虚弱な子供でした。しかし12歳からの武道経験により、気合や力を出す事で、入れようとしなくても力いっぱいに出せば(息も力も)入ってくることを知りました。
 それは呼吸の体験でした。それが今の稽古の「息吹」(いぶき)と、稽古の最後の「黙想」(もくそう)を大切にする原点となりました。
 それを知って私の体格はドンドンとガッチリした体形になり病気をしなくなりました。
 
 (2)次に蹴りの防御は、逃げるとインパクト(衝撃/ダメージ)が入ります。しかし一転、逃げずに相手にしっかりと垂直に立ち向かうだけで、襲ってきた相手が自分で「防御した足に垂直に蹴りを入れることで」ダメージを受けて倒れるのです。
 心を正しく強く持てば、戦わずして暴漢を倒すことができる理に感動と驚きを感じました。
 このあり方は空手だけでなく、これまでの仕事や生き方に大きく反映させることができました。
 常に心を落ち着け恐怖しない事、逃げない事。正しく立ち向かう事。

 (3)最後に空手の道は感謝にいたる道であるということです。
 稽古の最後は心を込めて稽古の先導している指導者が、出席をとり道場訓を唱えた後、力いっぱいに「ありがとうございました」と伝えますが、生徒さんから指導者よりも大きな声で「ありがとうございました!!」と返ってきます。
 それまでみなキリッとしたサムライのような顔ですが、お礼を言った直後にこれ以上ないようなニッコリした顔となります。
 それを観て、今日の稽古は充実して。みんな喜んで一所懸命に打ち込んだのだなあと、私も嬉しくなります。
 カラテは心身の錬磨でもありますが、人生に爽やかな風を吹かせる修養であると思います。
 禅語に「貴人歩々清風(きじんほほせいふう)」という言葉があります。
 心境のよい人が歩くと、その周りには自然に清い風が吹くというのです。歩くだけで雰囲気が変わる。空気が良く変わる。みんなが笑顔になる。私はそんな素晴らしい生き方の基本が空手の基本や移動稽古や挨拶や礼儀や忍耐(押忍の心)にあると感じています。
 そしてそれを結ぶのはいつもありがとうございますという感謝の心です。
 私は素晴らしい道徳空手、修養空手の道に触れることができて本当に幸せです。
 素晴らしい修養の道をお教えくださりまことにありがとうございます。また日々尊い稽古をさせてくださる全ての皆様と、日々様々なことに気づかせてくださる素晴らしい機会を与えてくださる空手の道に心より感謝御礼申し上げます。
 空手はいのちを守り、いのちを輝かせるためにある。これからもなお一層、日々精進させていただきます。押忍 
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