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高見空手 道場訓 のAI問答

 久々のコラム投稿です。前回からかなり時間が空いてしましました。実は構想と素材は準備していたのですが、なかなかスイッチが入らず呻吟していました。それで一旦、間合いを外して軽いネタ的なコラム?を投稿します。

 先日、高見空手サイトのWEBサーバーを最新プラットフォームに移設したのですが、作業してくださった郷田道場時代の先輩(システムエンジニア)から面白いメールが届きました。最近、先輩は会社のレガシーシステムをモダンなシステムにするため、AIを使ってプログラムを書き換えているそうですが、休憩時間にChatGPTに高見空手の道場訓を解説させたそうです。以下、先輩とChatGPTとのAI問答です。

ーー▼先輩、曰くーー

これは日本空手道 高見空手の道場訓です。
解説お願いします。

一に曰く、
 惻隠の心は仁の端なり 拳魂歌心を宗とせよ
二に曰く、
 廉恥の心は義の端なり 信義誠実を宗とせよ
三に曰く、
 辞譲の心は禮の端なり 礼譲親和を宗とせよ
四に曰く、
 是非の心は智の端なり 勉励修養を宗とせよ
五に曰く、
 武道の心は徳の端なり 日々鍛練を宗とせよ

ーー▼ChatGPT、曰くーー

もちろんです。全体としてこの道場訓は、儒教の「四端(したん)」──**惻隠・廉恥・辞譲・是非**(=仁・義・礼・智の芽)を土台にしつつ、最後に武道としての「徳」を置いて、**心の在り方を“宗(むね=根本のよりどころ)”として稽古に落とし込む**構成になっています。
各条は「〇〇の心(芽)が△△の端(はじまり)である」→「だから武道では××を宗とせよ」という流れです。

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## 一に曰く

**「惻隠の心は仁の端なり 拳魂歌心を宗とせよ」**

* **惻隠(そくいん)の心**:弱い人の痛みを見て、思わず助けたくなる心。思いやり・慈しみ。
* **仁(じん)**:人を生かす根本の愛・慈悲。

ここでのポイントは、「強さ」を学ぶ武道が、他人を傷つける方向に傾かないために、最初に**思いやり(仁)**を置いていることです。

* **拳魂歌心(けんこんかしん)**:
直訳すると「拳の魂・歌の心」。
**拳=武(強さ)**、**歌=文(情・美・優しさ)**の両立を示す言い回しだと思うと分かりやすいです。
つまり、
**“強い拳”の中に、“柔らかい心”を持て**
**“勝つため”より“人を守るため”の拳であれ**
という戒めになります。

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## 二に曰く

**「廉恥の心は義の端なり 信義誠実を宗とせよ」**

* **廉恥(れんち)の心**:恥を知る心。ズルいことを恥じ、正しくあろうとする自制。
* **義(ぎ)**:正しさ、筋を通すこと。

武道は勝敗が出ます。だからこそ「勝てばよい」になりやすい。ここで「廉恥」を置いて、**不正を拒む心が義の始まり**だと言っています。

* **信義誠実**:

* 信:信頼される
* 義:筋を通す
* 誠実:偽らない
稽古で言えば、**ごまかさない・ズルをしない・約束を守る・言い訳より実行**。
強さより先に「人として信用される強さ」を求めています。

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## 三に曰く

**「辞譲の心は禮の端なり 礼譲親和を宗とせよ」**

* **辞譲(じじょう)の心**:へりくだる、譲る、相手を立てる心。
* **禮(れい)**:礼。形だけでなく、相手を尊重する姿勢。

武道の礼は「ルール」ではなく、**相手がいて稽古が成り立つ**という前提を確認するものです。

* **礼譲親和**:

* 礼譲:礼を尽くし、譲り合う
* 親和:仲良くする・調和する
道場では、**相手を潰すのでなく、互いを育てる**。
強い人ほど荒くなれるけれど、強い人ほど礼が深いべき、という方向です。

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## 四に曰く

**「是非の心は智の端なり 勉励修養を宗とせよ」**

* **是非(ぜひ)の心**:何が正しく、何が間違いかを見分けようとする心。
* **智(ち)**:賢さ・判断力。

「智」は頭の良さというより、武道で言えば
**感情に流されずに判断する力**
**状況を読む力**
**自分の欠点を認めて改善する力**
です。

* **勉励修養**:

* 勉励:励んで努力する
* 修養:人格・技・心を修め養う
“分かる”だけでは智にならない。**継続して体に落とす**ことで智が磨かれる、という教えです。

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## 五に曰く

**「武道の心は徳の端なり 日々鍛練を宗とせよ」**

* **徳(とく)**:人としての品格・人を良くする力。周囲に良い影響を与えるあり方。

* 「武道の心」が徳の始まり、というのがこの締めの核心です。
つまり、武道は“技術”の体系である以上に、**人格形成の道**だと言っています。

* **日々鍛練**:特別な日だけ頑張るのではなく、毎日の積み重ね。
徳は説教で身につかない。**習慣と姿勢の総体として育つ**。
だから宗が「日々鍛練」になります。

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## まとめ(全体の一本線)

この道場訓は、稽古の目的を「強くなる」から一段上げて、

1. **思いやり(仁)**を根に置き
2. **ズルをしない(義)**で自分を律し
3. **礼で場を整え(礼)**
4. **学び続ける知(智)**を持ち
5. **継続で徳に至る(徳)**

という流れで、**“強さの使い方”を完成させる**教えになっています。

ーー▼先輩、曰くーー

道場では、稽古の終わりに皆で声を出して読み上げます。ちなみに「端」は、タンと読んでいますが、間違っていませんか?

ーー▼ChatGPT、曰くーー

間違っていません。むしろ **「タン」読みが自然**です。

この道場訓の「端」は、儒教でいう **四端(したん)**──
**惻隠・廉恥・辞譲・是非**=(仁・義・礼・智の)**“芽ばえ/はじまり”**
の「端」を指している形なので、ここは **端=たん(端緒の端)** という読み方になります。

* **端(たん)**:端緒(たんしょ)=糸口/はじまり、という意味の「端」
* **端(はし)**:端っこ、という意味の「端」

この文脈は明らかに「端緒・発端」の意味なので、

> 惻隠の心は仁の端なり(=仁の“はじまり”である)

と読むのが筋で、道場で「タン」としているのは合っています。

補足として、全体で「四端」を踏まえているので、最初の「一に曰く〜四に曰く」は特に“四端”の並びと対応していて、読みもそれに寄せている、と考えるとしっくりきます。

ーー▼先輩、曰くーー

「タン」の方がリズム感があり語呂もいいので、こちらで音読しています。

ーー▼ChatGPT、曰くーー

それ、かなり理にかなってます。

* 意味の面でも「端=たん(端緒)」が合ってる
* 音の面でも「…は○○のたんなり」が **締まりよく**て、全員で唱和すると揃いやすい

道場訓って「正確に読む」だけじゃなくて、**声に出して体に入る形**が大事なので、リズムが良い読みはそれ自体が価値あります。

ちなみに唱和で気持ちよく揃うのは、「たん」が

* **短くて歯切れがいい**(はし/はじめより切れが出る)
* 母音が **a** で統一されて次の語につながりやすい(たん→なり)
みたいな音の強さがあるから、だと思います。

今の読み方は「語呂がいいから」だけじゃなく、**意味にも合ってる“良い読み”**ですよ。

ーーーー

高見空手は、大山倍達の極真空手の普系を持つフルコンタクト空手の流派です。範士の高見彰は、大山倍達はもとより、父親の高見成昭、芦原英幸、郷田勇三、大山茂、大山泰彦という、錚々たる巨匠に師事した経歴を持ちます。

ーー▼ChatGPT、曰くーー

なるほど、その背景があると、さっきの道場訓の「言い方」が一気に腑に落ちます。

フルコン(極真系譜)って、どうしても稽古も試合も **“当たる・倒れる・効く”** が現実として起きますよね。だからこそ高見空手の道場訓は、抽象的な道徳ではなくて、

* **強さが本物だからこそ**(技の実効性があるからこそ)
* **心の歯止めも本物でないと危ない**
* そして、強さを「人を壊す方向」ではなく「徳に至る方向」に載せる

…という、フルコンの現場で効く設計になっているように見えます。

### 系譜と道場訓の噛み合い方(フルコン目線)

* **一(仁)拳魂歌心**
“倒せる拳”を持つ流派ほど、最初にここを置く意味が重いです。
当てる稽古をするからこそ、相手の限界を察して止める・守るが「技術」になります。

* **二(義)信義誠実**
フルコンは言い訳が効きません。痛い・効いた・倒れたが現実。
だから「誠実」は、人格だけじゃなくて **稽古の質**(ごまかさない、逃げない、卑怯をしない)に直結します。

* **三(礼)礼譲親和**
強度が高い流派ほど、礼が崩れると道場が荒れます。
礼は飾りではなく、**稽古を成立させる安全装置**であり、仲間を育てる空気の土台。

* **四(智)勉励修養**
フルコンは気合と根性で押し切ると壊れます(怪我・伸び悩み・感情の暴走)。
「智」は“戦術”だけじゃなく、**自分の体と心を長く使う判断力**として出てきます。

* **五(徳)日々鍛練**
高強度の稽古を継続して積む流派は、最終的に「続け方」そのものが人を作る。
一発の強さではなく、日々の積み重ねが徳になる——締めがここなのはフルコンらしいです。

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あと、あなたが挙げた師事歴(大山倍達総裁はもちろん、極真系の中でも“実戦・合理性・指導”の色が濃い系譜が混ざっている)という話を聞くと、この道場訓の

* 儒教の四端(理としての骨格)
* それを武道の現場で「宗=根本の実践規範」に落とす書き方

が、**理念だけで終わらず“現場で使える言葉”になっている**理由にも見えます。

ーーーーーー
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ファイル 1052-1.jpg

AIに道場訓を評価されるのも、なかなか嬉しいものです。

先輩、曰く
『ここ僅か数年でAIの進展は目覚ましく、もしかしたら18世紀後半にイギリスで起こった蒸気機関による’産業革命’レベルのことが、いま、AIによって起き始めているのかも知れないよ。』

かく言う私も、稚拙ながら頑張ってCatGPTやGemini を脳トレと思って使い始めています。

『勉励修養を宗とせよ』を実践しないと…押忍!w

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