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第二回愛媛県空手道選手権大会レポート

 平成26年6月14日(日)宇和島総合体育館において「第二回愛媛県空手道選手権大会」が開催されました。今年は前年度よりも1ヶ月ほど早い開催となりましたが、天候の影響もあり、非常に涼しい環境で大会が行われました。

 午前10時25分。予定よりも5分早く、開会式が始まりました。総師からお言葉を頂き、選手宣誓は前年度一般の部優勝、石河康司選手によって行われました。南條整治師範による今治水軍太鼓で選手達の士気も上がり、いい緊張感に包まれて、開会式は終了しました。

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 午前11時、型試合が開始されました。組手に比べると短い時間で勝敗の決まる型試合ですが、その短い時間のあいだにも、選手たちの努力が光っていました。ひとつの型をより忠実に、より正確にやり切ろうとする選手たちのその姿勢は、少し離れた観客側にも伝わってきて、試合が終了すると二人の選手を労い自然と暖かい拍手が起こっていました。
 また小学校高学年生や中学生などの型は、特に目を見張るものがあり、気合いの大きさ、引き手の位置、腰の高さなどから、選手達の多大な努力が感じられました。

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 休憩をはさみ、午後11時50分、組手試合が開始されました。小学低学年の部では、慣れないながらも、一生懸命に技を出す選手たちに、保護者から上がる暖かい声援が印象的でした。
 しかし、幼いながらも迫力のある場面があり、小さな選手達のこの先の成長が楽しみになった瞬間でもありました。

 試合が進むにつれ、選手達のレベルはどんどん上がっていきます。より速く、より強く、より見ごたえのある試合に、観客の大きな声援が会場内に響きました。

 特に一般上級の部、前年度優勝者 鬼北道場石河康司選手と、同じく鬼北道場 毛利憲幸選手の試合。これは今大会最後の試合でもありましたが、自分もたくさんのことを学ばせていただいた試合でした。双方とも一勝を収め、実質決勝試合だったこともあり、会場は緊張感に包まれ、観客も静かに試合を見守っていました。結果は、石河選手の判定勝ち。これによって石河選手は一般上級の部、二連覇を達成しました。

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 また、私自身も組手試合に出場させて頂き、高校生男子1~3年生の部にて、辛くも優勝を収め、二連覇することができました。初戦で一勝し迎えた決勝試合は東温道場 千葉伊織選手との対戦となりました。千葉選手とは、共に市坪道場で組手練習などを行っていたため、お互いを知り尽くした上での試合となり、なかなか勝敗が決まりませんでした。勝利することができたとは言えまだまだ至らない所もあります。今後も気を抜かず、努力を重ねていこうと思います。

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 午後2時45分。入賞者の表彰式を終え、予定よりも一時間ほど早く閉会式が始まりました。、最高範士からは、
「この大会での結果を受け止め、今後の練習に生かして行くこと」、そして
「自分に指導してくださった先生方、支えてくれた家族に感謝の気持ちを伝えること」の二つのお話を頂きました。
自分もこの言葉を胸に刻み、この先も日々精進していこうと思います。

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押忍
本部道場 初段 熊田 龍

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