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立花 優里子 初段 昇段レポート

空手道 高見空手 森松道場

立花 優里子 初段

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 私が空手を始めたのは小学校一年生の時でした。

 その頃、同じ森松道場のある公民館でやっていた塾に通っていました。
 森松道場は塾の隣の部屋にあり、塾帰りにチラッと見た空手の華麗さにときめき、ドアの外に居座って観ていました。
 
 座っていると通りかかった道衣姿の人が頭をなでてくれました。
 その優しさと恰好良さと華麗さに惹かれ、塾を辞めて空手をはじめました。

 初めは友人も年の近い子も居たので皆で楽しく遊んでいる感覚でした。
 しばらくすると、空手を習っているから「自分は強い」などと錯覚してしまいました。
 しかし、学年が上がり、級が上がるにつれ稽古を通じて自分の弱さを痛感するようになってきました。

 私は空手を始めて十一年になりますが、正直、空手を辞めようかと迷った時期もありました。
 小学四年生の時に右腕を骨折してしまい、この機会に辞めようかとも思いましたが、不思議なことに休めば休むほど、逆に体がウズウズして「空手がしたいから早く治りますように」と祈る気持ちが強くなりました。
 その時に、やっぱり私は空手が好きなんだと確信しました。

 中学生になり美術部に入ったため、帰宅が遅くなり稽古に遅れることや休むことが多くなりました。
 そんな中でも工夫することで、年々、稽古を休む回数は減りました。

 高校一年生の時に、足の靭帯を切るケガをしました。
 その時も休まず、道場へ行き稽古を見学しました。
 今では、遅れても必ず稽古に行くようになりました。

 私が二級に昇級した時は、まだ昇段の事は考えていませんでした。
 それどころか、私は二級に満足していました。
 
 そんな時、父から「黒帯を取るんやないんか」と強く言われました。
 それでも、最初は私なんかが「初段」を受けることが出来るのかと思っていました。

 父との会話を平松師範と廣子師範に相談すると「頑張れば受けれるよ」と仰っていただき、その言葉に本気で「初段」をめざすことを決意しました。

 昇段審査を意識しての稽古のはじまりです。
 最初に来た難問が柔軟です。とても体が硬く柔軟体操に苦しんでいる私に、廣子師範が効率の良いストレッチの方法を教えてくださいました、すると、あっという間に開脚してあごが床につくまで柔軟性が高まりました。
 おかげ様で苦手を克服でき、審査の日が迎えられました。

 昇段審査が終了した今、ご指導頂いた師範、先生方に感謝すると同時に自分はまだまだ力不足なことに気付きました。

 後日、合格通知を頂いた時に平松師範から「もらった帯に相応しい人になるため、これから努力すればいいんだよ」と仰っていただきました。
 いただいた言葉を大切に、帯に恥じないようにこれからも努力を続けたいと思います。

 最後に、黒帯をお許しいただきました高見総師と高見最高範士に感謝申し上げます。
 また、時に優しく、時に厳しくご指導くださった平松伸彦師範、平松廣子師範、たくさんのご指導をいただいた先輩方、共に稽古に励んだ道場の皆様、一緒に昇段審査を受けられた久枝さん有難うございました。
 そして私が空手を習うことを許して応援してくれた家族に感謝申し上げます。
 これからの稽古を、初心を忘れずに励みたいと思います。

 ありがとうございました。 押 忍

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組手右:立花優里子 初段

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