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久枝 弘幸 初段 昇段レポート

空手道 高見空手 森松道場

久枝 弘幸 初段

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 入門から17年、一級に昇級して11年の時を経てこのたび昇段試験を受審させていただき、先日最高範士より初段の合格通知をいただくことができました。

 改めて年数を確認すると、一級昇級後に長い間足踏みしていたことがよくわかります。
 仕事が多忙な部署への転勤になったこと、結婚、子供の誕生など家庭環境が大きく変化したなど、言い訳はいくらでも上げることはできます。
 しかし、今考えると、一級の昇級審査、特に五人組手が散々な出来であったことから、一級にはなれたものの次の目標とすべき「初段」への道のりは暗く遠く、そこに歩き始めようにも足をどこへ踏み出せばよいのか分からず、その場に立ち竦むような状態に陥っていた事が最大の原因でした。
 昇級後しばらく成長が見えない自分自身に苛立ち、数年ほど道場に足が向かない時期がありました。

 そのような中、今から6年前、宇和島市の下波に転勤したのがきっかけになり、眞田一治師範の下波道場へ移籍し稽古を再スタートすることになりました。
 自身の稽古と同時に眞田師範のもと、道場生の指導をお手伝いさせて頂く中で自分なりの「黒帯像」を考えるようになりました。
 おぼろげながら「初段」への道筋が見えてきて、少しずつ初段に向けて歩みを進めることができるようになりました。

 その後、転勤に伴い3年前からは松山市内の森松道場に移籍し、平松伸彦師範のもと本格的に「初段」に向けて稽古を進めることになりました。
 大極と平安以外の型をほとんど知らなかった事と「極真愛媛で一番身体の硬い茶帯」と言われるほど苦手だった開脚の柔軟には大変時間をかけて頂きました。
 人気の鍼灸院を経営されながら、道場もされて大変お忙しい中、ご指導頂いた平松師範、廣子師範のおかげで何とか昇段審査にこぎつけることができました。

 合格通知をいただいた今、黒帯になる喜びよりも、諸先輩方のような立派な黒帯になれるのか不安の方が大きいですが、高見空手の発展に微力ながら貢献できるよう、精進を続けて行きたいと思います。

 さて、転勤族の私は入門以来4ヵ所の道場にお世話になりました。
 このおかげで多くの先生方、先輩方のご指導を受けることができたのは、私の大きな「財産」になっております。

 高見総師や高見最高範士に於かれましては含蓄あるお言葉でのご指導が私の成長には欠かせないものとなっております。

 平松伸彦師範、廣子師範、本馬師範代、村瀬師範代には日頃から親身になってご指導頂きました。
 特に昇段審査に向けた、私の「苦手克服練習計画」に一緒にお付き合い頂き感謝の念に堪えません。

 また、しばらく空手から離れていた私を引き戻して頂いた眞田師範、四国本部道場時代によく相談に乗って頂いた中里師範、久保田師範代、白帯の時に丁寧にご指導頂き今でも声を掛けてくださる石川師範にも厚くお礼申し上げます。

 最後に、空手と言う武道の入口で、私に空手のイロハを教えていただき、私が黒帯になることを楽しみにしておられた故長谷川忍師範代に「黒帯姿」を見て頂くことが出来なかったことに深くお詫び申し上げます。
 空手道の入口で長谷川師範代に教わったイロハがあったればこそ、今の私があります。ありがとうございました 押忍。

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左:久枝 弘幸 初段

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